先週の「koramu 解説」で「アファメーション」についていくつか
反応を頂いたので、今週はその周辺をゆっくり見てみたいと思います。
では、アファメーションを例に潜在意識との関わり方を見ていきましょう。
アファメーションというと、「こうなりたい自分」を宣言するという感じ
でしょうか。
Google で「アファメーション」を検索して、あるサイトから以下のよ
うな文をみつけました。
「売上がどんどん伸びている」
「わたしの記憶力は毎日のびている」
「わたしの学習能力はどんどん上がってきている」などです。
さて、これらの文を読んでみたときに自分がどんな風に感じるかっていう
のがとても大事です。
「売上がどんどん伸びている」って言ったときに、「よしやるぞ!」って
いう思いがこみ上げてくるのなら、繰り返す度に良いセルフイメージが定
着していくでしょう。
また、「売上がどんどん伸びている」って言ったときに、「そんなこと言
っても実際、俺には無理だよな」っていう思いがあがってくるのなら、繰
り返す度に「売上がどんどん伸びている」と言う言葉とは裏腹に「俺には
無理だ」っていう思いを強化していることになります。
なので、言葉面にこだわるより、その言葉に反応する自分の思いに注目す
る必要があります。
この思いとか感じとかいうのが潜在意識の状態を表しています。
私が、「アファメーション」を使うときは、ある程度の自信があって
少し上の目標を近づける目的で使うことが多いです。
似たものに「パーミッション」というのがあります。
「パーミッション」というのは、セルフイメージの中に「私は、〜を
してはいけない」とか「私は、〜をする価値がない」という禁止令に
よるものがある場合にそれを解くのに使います。
アダルトチルドレンによく使われるのですが、セルフイメージがあま
り高くない場合は、「パーミッション」から始める方が良い場合が多
いように思います。
具体的には、「私は〜してもよい」と許可を出すあるいは可能性を認
めるものです。
「私は売り上げがどんどん伸びてもいい」という言葉を聞いたとき、
どんな感じがしますか。
この言葉を抵抗無く受け取れる人の数は増えると思います。
それは、「売上がどんどん伸びている」に比べて意味する範囲が広いのです。
売り上げが伸びてもいいし、伸びなくても良いのです。
「売上は伸びない」と強く思いこんでる人にはその思いこみを溶かしていく
効果があります。
それと、潜在意識は、あんまり細かいことは理解しないので、「売上は伸び
ない(否定文)」と思っているときに、「売上がどんどん伸びている(肯定
文)」を受け取れないときでも「売り上げが伸びてもいい、伸びるかもし
れない(肯定文)」は受け取れると、肯定文として「売り上げが伸びる」
に近いニュアンスを受け取っていたりもすると思います。
要は、顕在意識に反発や反論、拒絶されることなく、潜在意識に肯定的
なイメージを届けられるかっていうことだと思います。
なので、「アファメーション」や「パーミッション」を使うときも既成
のものをそのまま使うより、今の自分にぴったりの快く受け取れる一番
前向きなものを選んでいくのが良いと思います。
これは、時が変われば変わります。
1ヶ月も経てばぴったりの言葉は変わっています。
私は、セルフイメージを広げていくときに「パーミッション」の方を
よく使います。
潜在意識にしみこませるには、少しづつゆっくりと顕在意識の網の目を
くぐるように続けて、3ヶ月もすればずいぶんと変化しますよ。
《今日の私への最高の質問!!》には、「アファメーション」や「パーミッ
ション」が直接入っているようには見えませんが、前提として入ってるもの
が多いです。
ダブルバインドと呼ばれるものです。
ダブルバインドについては今日は長くなりましたので、またの機会にお伝え
したいと思いますが、《今日の私への最高の質問!!》をじっくり味わって
いただければ、「アファメーション」や「パーミッション」の隠し味を感じ
てもらえると思います。
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