前回は、想像力と進化、をみてみました。
今回は、物事は中立である、をみてみようと思います。
「物事は中立であり、自分がそれに与えた意味を自分が受け取っている」という
言い方があります。
バシャール等の本を読んでいるとよくでてきます。
例えば、何かに失敗した時に、すごく落ち込んでいるとしたら、「失敗はよくな
い」と思っているのでしょう。
失敗したら、評価されないとか、誰かに怒られるとか、能力が無いあかしだと 思っているのかもしれません。
それに対して失敗をただの経験として捉えて、さらに成功に近づいている、もう 同じ失敗をしないで済む、果敢に挑戦している自分は素敵だとか失敗を良いこと の一つだと思っている人なら、嬉しくなったりもします。
頭ではわかっているつもりで余裕のある時には、「今、こういうことを感じてい るということは、このことにどんな意味を私は与えていたのだろう」ということ を調べてみたりは、していました。
日常生活では多くのことに対して反射的反応的に対応していることがまだまだ多 いです。
前に、子供を保育所に送りに行った時に、子供の靴が1つしかないことがありま した。
親としては一瞬、「いじめ」という言葉がよぎりました。
まだ3歳なのにそんなことあるのかなと思いながらも、少し心配な気持ちもどこ かにありました。
そんな気持ちでいる横で「今日は靴が1つしかないから、ずっとケンケンしてな あかんな、ずっとケンケンしてたら疲れるで。」と子供は笑っていました。
その時にハッとしました。子どもの反応が私にとっては、とても新鮮で、さわや かなものでした。
この時に確かに出来事は中立で、「自分で意味を与えているんだなぁ。自分なり の解釈の社会に住んでいるだなぁ」と実感できました。
昔、こんな話を聞いたことがあります。
農家の娘さんと商家の息子さんが結婚することになり両家で食事をすることにな りました。
農家の人はお米を一粒残さずきれいに食べて食べ物を大事にするそうです。
商家の人はお金が動いた方がいいのでたくさん注文して、たくさん残していたそ うです。
その様子を若い2人はハラハラしながら見ていたそうです。
どちらが良いとか悪いとかを今は考えずに、ここで何が起こってるのかを見てみ ると、農家の人は、自分たちが精魂込めて作った食べ物だから大事にしたいし、 そうするのが良いと思っていて、商家の人は食べ物を流通するものとして見て、 たくさん消費されて経済が活性化するのが良いと思っています。
「食べ物を残す」ということが、一方にとっては良くないことで、一方にとって は良いことだと見ているわけですね。
この「食べ物を残す」という同じ状態から受け取る意味や感情が違うのですが、 それはそれ以前に自分が与えている意味によるものだということですね。
どんな出来事でもそうで自分のこれまでの経験や考え方、思い方の癖などで、そ の出来事を見ているんですね。
極端な話では、同じものを見ても、笑っている人、怒っている人、泣いてる人、 喜んでいる人、何も反応しな人がいても不思議ないわけです。
同じ世界に住んでいるんだけれど、ある意味ではみんな違う世界に住んでいるん ですね。
自分に関しては、不安や心配、心地良くない思いを持った時には、「自分はこの ことにどんな意味を与えているんだろう。」と質問してゆっくり見ていくと、過 去の経験や親や先生などの考え方から、自分がそれに与えていた意味が見つかり ます。
そして、「これからはどんなふうにしていくのが良いかな」と考えて新たな選択 をしていくことができますね。
他の人に関しては、「この人はどんな世界に住んでいるだろう」という目で見て いくと、楽しくなってきます。
「このことで不快な表情してるということは、このことにどんな意味を与えてい るのだろう。」「こんなことであんなに喜んでいるのはどんなふうにとらえてい るからなのだろう。」という風に見ていくと、だんだんその人の世界が見えてき ます。
自分が行ったことのない国から来ている外国の人を観察していて、その国の風習 や宗教、文化が見えてくるような感じです。
こんなふうに人を見ていられる時は、とても新鮮で、いろいろな面を発見できて うれしくなります。
円滑なコミュニケーションには、こういう視点は欠かせないですよね。
違いを認めて尊重する。
その上でお互いにとって良い関わり方を見つけていければ良いですよね。
コミュニケーションがうまくいかないときは相手を尊重できなかったり、自分の 見方を強要している時が多いですね。
「今日の私への最高の質問」には、自分が物事に与えている意味を知ることがで きるものがたくさんあります。
そして、与えている意味を変えれば、今感じる感情もすっかり違ったものになり ます。是非、試してみてください。
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