前回は、自分に付き合う、をみてみました。
今回は、自分を表現すると、をみてみます。
「自分はこれからどうなりたいんだろう」「どういう状態になれば、満足や納得ができるんだろう」「自分は何が欲しいんだろう」というような問いを何度も何度も機会ある毎に繰り返ししていると、少しずつその内容も変わっていくようです。
スタート時点では、その時に困っていることが解決することを望んだり、不足しているものを満たしたいという思いが強く出てきます。
そして、実際にそれを手にするか、時にはイメージの中で手にした感覚やその時の感情を十分に感じられると、その次の展開に意識を移していくことが容易になります。
例えば、今気になっている人間関係がどういう形でか気にならない状態になり、自分が望むだけの経済的な自由が手に入り、物質的に満たしたいものが気が済むほどに手に入れられた後、何を望むのだろうかというようなことだったりします。
私が直接、接する人やメデイアなどを通して見聞きする人をみていると、人の役に立とうとしたり、自分をさらに自由に表現したいと思ったり、人ともっとつながりたいと思ったりしているように感じます。
色んな諸問題を解決した後に、ある程度以上のゆとりが出てきた時にこのようなテーマに取り組めるようになるのかなとも思いますが、もっと早い段階からでもできる範囲で始めてみるのも良いんじゃないかなとも思うことがあります。
恥ずかしさや無価値感など、行く手を阻むようなものがいくつかあることも多いですが、いつでもどこでも常に自分が自分らしくそのままでいて、人や色んなものとつながっていられることは、とても心地良く幸せなことだろうと思います。
しかし、自分も含めて周りを見ていると、自分をそのまま表現していて、周りや全体とも調和している人というのはあまり見かけないように思います。
なぜか自分をそのまま表現すると言うことがとても難しいことのように感じてしまっているように思いますね。
これからは自分をそのまま表現していこうと思ってみると、途端にいくつものブレーキや躊躇のようなものを感じます。
簡単に言うと、「自分をそのまま表現すると困ったことが起こる」と思っているようです。
でも、まだ少数の自分をそのまま表現して生きている人は、たぶん「自分をそのまま表現すると困ったことが起こる」とは思っていないんだと思います。
今話しているのは、言葉に出してどうのように言っているのかということではなく、潜在意識でどうのように思っているのかということですね。
なので、口でどんな風に表現するかということではなく、身体の反応としてどんなものが出てきているのかというのが大事になってきます。
自分をそのまま表現するのが難しくなっている時、自分を表現するとどうなってしまうと思っているんでしょう?
例えば、みんなが好きなこと言ったら、うまくいかない、何かを表現すると批判されそうな気がする、他の人から笑われる、才能がある人が表現するのは良いが自分にはそんな才能はない、表現すると人との距離が近くになりそうでそれは怖い、何かを言うと責任を持たなければいけなくなるしそれは嫌だ、などいろいろありそうですね。
人によって何が出て来るのかは違うと思いますが、自分はこれだなというのが見つけられると、探究していく糸口にすることができます。
仮に、表現すると人との距離が近くになりそうでそれは怖い、というのが当てはまりそうなら、本当に避けたいのは人との距離が近くなることだということなのでしょう。
では、人との距離が近くなるとどんな反応が自分に出て来るのか調べていけばいいですね。
まずは、普段自分が取っているある程度安全を感じられる距離から始めて、少しずつ人を近くに感じて行く時に出てくる反応をゆっくりと見ていくことができます。
ただ調べるだけなら、3mだとこんな感じで、2mになるとこうなって、さらに1mまで近づくとこんな風な反応がでてくるというのを知ることができます。
人との距離を今より縮めていきたい時には、最初に抵抗を感じた時点で一度止めて、その時に出てきた反応を確認してみて、必要に応じて、イメージを使うなどして手放していくこともできます。
地道な作業ではありますが、自分をそのまま表現しようとする時に出て来る躊躇や抵抗感などを1つずつ確認しながら、整理しながら手放していくと、大人でありながら、子供の頃のように自分をそのまま表現している自分に近づいていけるように思います。
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