前回は、私にとっての成功、をみてみました。
今回は、発想と選択、をみてみます。
いつでも可能性は沢山あるんだと思います。
沢山ある可能性の中から、その時々に選択をしています。
自分1人であれこれと考えていると、いつも同じ視点から、同じ発想をしがちなので、狭く限定された選択肢の中で同じ轍をグルグル回ってしまって、行き詰まりや立ち行かない感じになったりするんだろうと思います。
こういう時は、最終的に何を選ぶのかは別にして、まずは可能性を広げてみることを提案することがあります。
大人になると、あまり出来そうにないと思うようなことを考えたり、イメージしたりすることは少なくなっているように思います。
「もっと現実的に」と言われたり、自分でも思っている人が多いでしょうから、出来そうにもないことばかり考えていると、誰にも相手にされなくなるという怖さが出て来たりもするようです。
なので、日常生活で何かを発想する時には、同時に現実的か、実際にできるのかということも一緒に判断していることがとても多いです。
でも、ゆっくりよく見ていくと、1つ条件が変わったり、1つ状況が変わったり、あるいは1つ思いもよらぬ奇跡やシンクロニシティが起こると、これまでは現実的ではないと思っていたようなことが急に現実味を帯びてくるということは、ありうることです。
自由に生きている人ほど、ちょっと振り返ってみると、そんなことが時々起こっていることに気づけるのではないでしょうか。
先のことを見通して現実的かどうかと思う判断は、そんなに確かなものでもないように思います。
気分や体調などコンディションによっても感じ方は随分変わってくるし、ちょっとしたことで簡単に変わることが時々あるということを知っていることはとても役に立つと思います。
可能性を見つけていく時、発想をしていく時には、そんな不確かな現実的かどうかという判断は、私はしない方が良いように思っています。
可能性を見つけていくことや発想をしていくことと、実際に何を選ぶのかというのは、明確にステップを分けた方が良さそうです。
そうすると、アイデアを出したり、新しい発想が出て来ることがグッと簡単になります。
ひとつアイデアを出す度に、「こんなの無理だな」と思って却下していた時には、全くアイデアが出てこなかったのが、「(出来るかどうかわからないけれど)こんな風になったら、おもしろいな」と思うようになると、「あんなのも良いな」「こんなのもありだな」とどんどん出て来るようになります。
グループで話し合う時でも、同じですね。
誰かが発言した時に、否定的なことを何回か言うと、もう誰も発言しなくなっていったりしますが、どんな発言も否定することなく「それも良いね」という態度でみんながいると、どんどんおもしろいように出てきて、書記の人が大変になったりします。
みんな否定されるのは、気持ちよくないですから、少なくとも否定しないで、絶賛しなくてもそういう発想が存在することを認めていれば、安心してアウトプットできます。
自分の中でも起こっていることは同じなんだと思います。
こんな風にして、小さい紙には書ききれない程のアイデアや可能性が出て来てから、「じゃ今回は何を選ぼうか」というステップに入っていけば良いですね。
選択肢が簡単に沢山見つけられるということと同時に、こういうことが出来ている時には気分もよくなっていることが多いように思います。
「あんなのも出来たら楽しいな」「こんなのも良いな」というのを沢山イメージしているわけですから、自然に気分もよくエネルギーは高まってきます。
そして、エネルギーが高まっている普段よりもいくらかは良い状態で、選んでいくことができることもとっても良いことだと思います。
肯定的な良いイメージを持っていられる時には、根拠のない自信のようなものが持てていたり、なぜかうまく行きそうな気がしていたりもします。
発想する時には、ある意味無責任に楽しむことがうまく行くコツだったりしますが、実際に選んで、決断していく時には、その時点でのリアリティが必要になっていきます。
冷静さや責任を持つ態度もあった方が良いでしょう。
発想した全てがその時点で現実化出来るわけではないでしょうが、その時点で「できる」と思える最高のものを選ぶことが出来るでしょう。
そして、今すぐは出来ないけれどすごく惹かれるものがあるなら、それを次の目標にしても良いし、何らかのアプローチを始めても良いですね。
いずれにしろ、可能性を見つけていくことや発想をしていくことと、実際に何か選ぶ、決断するというのを別のステップとして、明確に分ける方が展開がスムーズでうまく行くことが多いように感じています。
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