前回は、最近イライラした時、をみてみました。
今回は、外注する、をみてみます。
何でも全て自分でやろうと思うととっても時間がかかります。
時間を気にすることなく楽しもうとする時には、もちろんそれでもいいでしょう。
ただ早く手に入れたい時や仕上がりを良くしたい時には、それが好きで得意な人や簡単にやれて上手な人に頼むのが良いなと思います。
自分が冷静でいるのが難しい時、冷静な人と一緒にいると1人でいる時より随分冷静でいられるでしょう。
それはその人の冷静さを自分が使っているという風に捉えることもできます。
とても元気な人からは元気をもらうことができるし、好奇心旺盛な人からはそのワクワクするような高揚感をもらうことができると思います。
人見知りしないで誰とでも話す人と一緒にいると、自分1人では知り合いにならないような人と知り合えることもあります。
これらを時間をかけて自分でできるようになろうとすることもできるでしょうが、できる人と共に時間を過ごすことで早く成果が手にはいるのと、簡単にやってのける人をモデルにして、今無理なくできるところから真似ていくと自分でできるようになるまでの期間は随分早くなるだろうと思います。
また、元気がない時にすごく元気な人がそばにいることが助けになる時とならない時があるでしょう。
自分がそういうものを受け止められる、使っていこうと思える時であることが前提にはなりますね。
外注する人に対して、抵抗感や拒否反応が出てたらうまくいかないので、単純に能力が高いだけでは、機能しません。
相性を確認することやその時々で何が自分の助けになるのかを見極める必要はあると思います。
と同時に、極度に自分の中に閉じこもって人を自分の中に入れられないようだと、人の力を自分の人生に使うことができなくなります。
自分に自信がない時や人からの評価がとても気になる時には、自分とは大きく違う人との距離を縮めることは怖いと感じるかもしれません。
このような時は、自分と似たような人か少し見下すことができるような人としか安心して関われないという思いがあることも多いように思います。
しかし、逆に見ると、自分と違うタイプの人と関われるようになればなるほど、その人の能力を自分の人生に活かせるようになっていくという風にも言えそうです。
そうであれば、焦ることなく、今できる分だけやっていって少しずつでも人の能力を自分の人生に活かせるようになっていければ良いですね。
そんなことを思っていると、私のセッションもある意味、これと似たような所があるなと思えてきます。
すごく感情的になっていたり、混乱していたり、ネガティブなサイクルの中で溺れそうになっている人がいる時に最初は私が冷静でいることで、冷静さをその人に提供しているという言い方もできそうです。
質問やイメージ誘導に関しても同じですね。
最初のうちは、こちらからその場に応じた質問やイメージを誘導していきます。
しばらく時間を共にしていると、自分の中に冷静さを安定的に持てるようになってきたり、自分に適切な質問をしたり、自分の中のイメージを見つけて望むように変えていくことが少しずつ自分自身でできるようになっていきます。
これを本を読んで自分1人でやろうとしてマスターしようと思うと結構な時間がかかるでしょうし、途中で挫折する人の方が多いかもしれません。
すっかり自分でできるようになって、外注をやめるのも良いし、そうは言っても外注している方が楽だったりできが良いと思えるなら、しばらく外注しておくのも良いでしょう。
自分ではうまくできないことやあまり好きではないことをとっても大好きで簡単にやれる人がいる時にはそういう人の力をうまく自分の生活に取り入れられるとより早く快適な環境をつくっていけるような気がします。
書いていて思ったのですが、本来仕事ってこういうものなんだろうなと思います。
それぞれに得意なことがあって、それをお互いに提供したりされたりしながら、共に楽しく過ごしていけるのが良いなと思います。
そう思うとその仕事が好きで楽しんでやっている人にお願いしたいという思いが出て来るし、必要なプロセスや時間をかけて多くの人がそうなっていくことができると、本人にとってもその周りの人にとっても、社会全体にとってもハッピーなんだろうと思います。
個人的には、まず、人の良いところを見つけて、その良いところをさらに自分の人生に取り入れていけるようになっていきたいなと思います。
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