前回は、こっちのような気がする、をみてみました。
今回は、明日の自分に任せる、をみてみます。
1日が終わる頃に何となく気になることが残っていたり、考えても仕方のないと思いながらあれこれと頭の中を駆け巡って寝付きが悪いことがあったりします。
その内容は、今日やったことはあれで良かったのか、明日はうまくやれるだろうかというようなことだったりします。
いつもなら今感じていることを特定してワークをしてスッキリしてから寝るというようなことをするのですが、最近試してみて気に入っているものがあります。
それは、「明日のことは明日の自分がきっとうまくやってくれるだろうから、明日のことは、明日の自分に任せよう」と自分に言ってみるというものです。
そうするとどういうことが起こるかというと、今の自分のエネルギーがより今に使えるような感じがあります。
(明日のことは明日、)今は今できることを精一杯やろう、という吹っ切れた思いになります。
今日のことに関しては、できることはどんどんやって、できることをやって出て来る結果については、それはそれとして受け止めるという潔さも同時に出て来るような感覚があります。
冷静に見ることができれば、今できることを精一杯する以外にできることなんか無いはずなんですが、不安や心配が自分の中で幅をきかし始めると、意識のフォーカスがどんどん今から離れて、明日や昨日に拡散してしまいます。
昨日を悔やみ、明日を憂いていると、今がおろかになっていきます。
昨日と今日と明日を全部背負い込んで、重たく重たくなってエネルギーの密度が低くなってしまっているようでもあります。
小さな会社で、あれもこれも色んな仕事を全部1人で抱え込んでしまって、誰にも任せることなく全部自分でやろうとして、そのうち無理が祟って倒れてしまう人のイメージが浮かんできました。
自分の中で担当を分けても良いですね。
今日のことは、今日の自分。
明日のことは、明日の自分。
昨日のことは、どうすればいいでしょうね。
昨日はもう済んだことなので、昨日の自分に「好きなようにしておいて」と言えるぐらいなら、特に問題もないでしょうし、今日にまで思いが残っているなら、今日の自分が担当すれば良いのかもしれません。
いずれにしろ、今日の自分は今日のこと、もっと言えば今できることをするだけです。
そして、その上で何かが残ったり、気になる時には「明日の自分、よろしくね。」と言って、ゆっくり眠れば良い、最近はそんな感覚を使うようになってきています。
結局のところ、どれだけ今にあるか、ということなんだろうと思います。
今の質を高める、今満足する、今納得する、今幸せでいる、今欲しい感覚・感情を今選ぶということをできる範囲で無理なくやる、そんな今にしていけると良いなと思っています。
そして、その初めには、どんなものであっても今あるものはあるものとして、一度認めてしまうということも欠かせません。
逆に言うと、明日や昨日が気になる時、当然ながら今にいない、今から離れているし、多くの場合、不安や心配、恐れなどのネガティブな思いに知らず知らずのうちに引きずられていたりします。
今を認められず、今から目を背けようとしていることもあるかもしれません。
そんな状況に気づいた時には、直ちに今に戻ってくると良いですね。
「今は、今やれることをやろう。明日は明日の自分に任せよう」と言ってみて、自分の身体に響かせることで、焦りや混乱が整理されたり、落ち着きが出てきてクリアな状態になれることも多くあるのではないかと思います。
今やれることを精一杯やろうと言うと、持ってる観念によっては、すごくきついことしなきゃいけないとか大変そうなイメージが出て来る人がいるかもしれませんが、必ずしもそんな風に思う必要はないですね。
今やろうと思うことを自分のリズムで自分のペースで思いがある分だけすれば、それだけで十分なんだろうと思います。
時に具体的な行動を何もしない日があったとしても、そんな日もあるさ、その時はそうだったからそうだったんだ、ということで良いんでしょう。
今やれることを精一杯やろうと言う時、きつさや自己犠牲を持ち込む必要はないですし、むしろ長い目で見ればそういうものを持ち込まない方が、全体はスムーズに流れていくと思います。
結局のところ、いつも自分自身でいて、いつも今にいれば、それが一番かなと思っています。
そして、そこへ向かうサポートをしていきたいと思っています。
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