前回は、生きるのが楽になった、をみてみました。
今回は、文句が出て来る時、をみてみます。
最近はあまり文句を言うことは少なくなってきているように感じていたのですが、先日、口に出して人に言うわけではないのですが、自分の中で文句を繰り返し言っているのに気づきました。
気づく度に止めてみるのですが、しばらくするとまた自分の中がうるさくなってくるという状態です。
実際には、まだ何も起こっていないのですが、「こうしたら、何か言われるんじゃないか」「こう言われたら、私は間違ってないとちゃんと伝えなきゃ」とか、そんなようなことが、自分の中で繰り返されています。
随分昔なら、こんなきっかけからどんどんネガティブな妄想のスパイラルに入っていったりもしていたのですが、今はただの妄想だということはわかるので、もう少し冷静に見ていました。
何も起こっていないのにそんなトラブルになっているイメージばかりが出て来るので、「これは何が起こっているんだろう」と見守っていました。
今はイメージの段階だけど、放っておいて何回も何回もこんなイメージを繰り返していると現実に引き寄せちゃってもつまらないので、早めに何とかしておこうという思いも出てきていました。
内面に意識を向けて、感じているものを見ていくと、なんかおもしろくないような、満たされてないような、誰かに構って欲しいようなそんな感覚があるのが見つけられます。
小さい子供がふてくされている時に優しい親が様子をうかがうように、目線の高さを合わせて、「どうしたの」と寄り添うように更に意識を向けていくと、何かがつながって、開いて、打ち明けてくれて色々と伝わってくる感覚があります。
何かを恐れていたり、自分を守ろうとしていたり、結果として対立的な立ち位置を取ろうとしていたり、つながりを切ろうとしていたりというような姿が見えてきました。
何か理解されない悲しさやつまらなさ、そしていくらかの怒りのようなものも有りそうな感じです。
もっと自分を認めて欲しい、評価して欲しいなんていうのもあるかもしれません。
出て来るものを出て来るに任せて、一通り出尽くすまで、ただ出て来るものを見ていました。
溜め込んでいたものがあふれ出してくる時には、最初すごい勢いで出て来ることがありますが、多くの場合、時間にすると数分程度です。
今回は、2〜3分ぐらいで、おおよそ全体像が見える感じでした。
出て来るものに逆らったり、止めようとしたり、判断を始めたりすると、もっと時間がかかったり、複雑にしてしまうこともあり得ますが、そうでなければほんの少しの時間で済みますね。
そして、ただ見ているだけ、それがそこにあったことを認めてやるだけで、ほとんどのものが流れ出ていきました。
最後に残った感覚は、心細さでした。
イメージでは、泣き出しそうな小さな男の子が部屋の隅でうずくまっているような感じです。
ここからは色々やり方はありますが、この時は「私はあなたがそこにいるのを知っているよ、あなたが感じているものも伝わっているよ」というメッセージを眼差しに乗せて伝えた後、「私にはもう大丈夫なあなたが見えるよ」というのも送っておきました。
そして、そことつながったままにしておくと、次第にいつものニュートラルな状態に戻っていったように思います。
振り返ってみると、この数年の中では最も忙しい2〜3週間だったのと、初めてのチャレンジがいくつかあって緊張感も強かったように思います。
それなりに自覚はあったんですが、忙しさと緊張感がこういう形で出て来るんだなと思いました。
人と自分を切り離したり、自分を守り始めたら、「あれ、おかしいぞ。また何か始めたな」と気づきます。
奥の方に何か感じているもの、フィーリングがあります。
まずは、そことつながってやれば、何が起こっているのかは大体見えてきますね。
できるだけいつも自分に気づいていて、十分に自分を満たしておいてやらないと、何かすねちゃうみたいです。
気づかないで放っておくと人間関係の中に表れてきたり、自分で満たさないで人に満たしてもらおうとするとさらにややこしいことにもなっていくので、早めに気づいて早めの対処が良いですね。
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