前回は、どこが良くなるとうれしいですか、をみてみました。
今回は、1人で頑張る前に、をみてみます。
1人で頑張っている人によく見られることの1つに、頑張れば頑張るほどきつくなっていく、というのがあります。
これまでにうまく行かなかった方法を何も変えずに何度も何度も繰り返していたり、「あれはできない」「これはこうするもんだ」「これ以外にない」と、きつい制限の中で、ほとんど選択肢がない状態で奮闘していたり、義務や役割、結果だけにフォーカスしていて自分を感じることが無く、心身が限界に近づいているのにも気づいていなかったりというのがよく見かけられます。
まずは、一息ついて、いつもと違う感覚やモードになれる環境に身を置いて全体を俯瞰してみる、できるだけ良い気分になる、というようなことをしてみると良いと思います。
そして、その時にできるだけ、制限を外して可能性を広げて、自分1人で背負い込みすぎることなく使えるものは最大限に使って、その時にできるだけ良いフィーリングを感じながら何事であれ取り組んでいけるようにしていきたいところです。
そして、時々振り返る機会を確保して、今自分が感じていること、今持っている自分のイメージや展望などをチェックして、出来る限り良いイメージと良いフィーリングを保持していければとっても良いと思います。
意識していないと、つい古い習慣に戻っていってしまうことがありますね。
この誰にも相談することなくきつさを感じながら1人で頑張っている時に、一息入れる、ふと立ち止まってみるということが、とても難しく感じることがあるようです。
自分の中でもどこかで、「このままで良いのかな」「このままじゃもたないぞ」「ずっとこんなのは嫌だ」という感覚を感じているのだけれど、日々忙しく動いている流れの中で、いつもと違うアクションをすることがなかなか出来ずに月日が流れて行ったりしています。
それ程せっぱ詰まっていない時には、そのまま何年も過ぎていくこともあるでしょうし、もう体や心がついて行かなくなってきている時には病気や事故などを使って潜在意識が強制的にストップをかけることもあるでしょう。
日頃から自分の身体の声や率直な心の声に耳を傾けているなら、早いタイミングでずれや不調和に気づいて対処していくことが出来ますが、頭が心や身体の声を聞くことなく突っ走っている時には、身の回りの出来事がドタバタと激しいものになっていたりします。
ちょうど朝、目覚ましが最初は小さく優しく鳴っていたのに、目覚ましを止めてまた眠っていると、段々と目覚ましの音が大きくなっていき、最後には轟音で強制的に起こされてしまうのに似ている気がします。
「なんとなく一度始めたことだから」「これまでもずっとやってるから」「周りもみんなそうだから」「一度立ち止まると再び動き出すことが出来なくなるような怖
さを感じるので」など、色んな思いがありますが、「今自分が感じていること」に意識を当ててみて、それが満足行くものでない時にはやはり早い時期に一度、自分を感じてみる機会をもてると良いと思います。
一度、「今自分が感じていること」に意識を向けて、自分が感じていたいものを確認して、それを選択するようになる。
そして、それ以降は常に「今自分が感じていること」に意識を向けている状態を習慣にし、自分が感じていたいものから外れそうになった時にはできるだけ早いタイミングで気づいて、自分にとって自然で心地良いところに速やかに戻っていける、そんなサポートを心掛けています。
できれば3ヶ月、それが無理ならせめて1ヶ月ぐらいは、良いイメージと良いフィーリングを保持して過ごす時間が持てると、それが新しい習慣として定着しやすいだろうと思います。
このプロセスの中で、自分がネガティブなサイクルに入りやすい入り口やきっかけに気づいたり、そこでネガティブなサイクルに入ることなく良い状態を保持していけるコツやイメージの使い方を身に付けていけます。
大きなトラウマやネガティブな観念が多層的に絡んでいる時には、それに必要なだけの時間はかかりますが、早い時には本当に1週間毎にみるみる変化していく姿を見せてくれることがあります。
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