前回は、これさえしていれば良い、をみてみました。
今回は、今できる最高のこと、をみてみます。
何かが問題になったり、気分が落ち込んでいる時には、シンプルに言うと現状を肯
定していないんだろうと思います。
「もっと〜だったらいいのに」「なんで〜な風になってしまったんだろう」「他の
人はうまく行っているのにどうして私だけ〜なのかな」など、今の自分は良くない、
と思っている状態と言えます。
そこからどれくらいの時間をかけるのか、どんなルートをとるのかはケースバイケ
ースだとしても、問題が何らかの解決をみたり落ち込みから抜け出してきた時には、
「あれはあれで良い経験になった」「あの体験があったから今の自分がある」「時
にはこんなこともあるさ」など何らかの形で肯定的に受け止められるようになって
いるんだと思います。
出来事は色んなことがあるでしょうが、うまく行っていない時に感じているものの
種類はその人その人によって、パターンや特徴があるでしょう。
「私が悪いんだ、私のせいで・・・」というような罪悪感がよく出て来る人や「私
には出来ない、どうして良いのかわからない」というような無力感、「私はみんな
から切り離されている、ひとりぼっちだ」というような孤立・孤独感、「私には必
要なものが十分にない、いつも足りないものがあってそれを満たし続けないといけ
ない」というような欠乏感など、色々なものがあり得ますが、その根っこを辿って
いくと数種類のいくつかのネガティブな感情に集約されてくると思います。
その分類の仕方も人によっていくつものやり方があるでしょうが、要は自分にとっ
てこれから先も持っていたいものなのかもう手放しても良いものなのかの区別が付
けられれば先へ進んでいけるので、その分類の仕方にはそんなにこだわらなくても
良いと私は思っています。
手放したい感情が特定できれば、基本的にはワークをしていくことで必要な時間を
かけて手放していけます。
罪悪感、無力感、孤立・孤独感、欠乏感などに浸りきっている状態で、ああでもな
いこうでもないと考えて、それらのフィーリングを動機に動き出してしまうと、い
つもそれらのフィーリングをどこかで感じているし、結果としてそれらのフィーリ
ングを大きくしてしまっていたりします。
それらのフィーリングが自分の中にあったと気づいた時には、あったものはあった
ものとして一度は受け止めて、目を逸らしたり逆らったりこねくり回したりするこ
となくもう要らないものは手放していければ良いでしょう。
気づきとワークを自分の日常としていければ、知らぬ間にやってしまっていた楽し
くない自分のドラマから抜け出していけます。
「落ち込んで、フィーリングに気づいて、手放して、ニュートラルに戻る」という
1つのサイクルができて、それを何回も経験していくと、「これくらいの落ち込み
だったらこれぐらいで終わっていくだろう」という見通しがついたり、見通しがつ
かない時でもそのうち終わっていくから大丈夫だと思えたりするようになっていき
ます。
そうなればもう、半分以上落ち込みは終わっていると言ってもいいかもしれません。
時々落ち込んで静かに過ごす期間があるのも良いかなと私は思っていますが、自分
でことさら望まなくても、段々落ち込みにくくなっていくことでしょう。
そして、そう言えば「私はいつも今自分ができる最高のことをしている」、その上
で起こってくることは、どんなものでも受け止めよう。
自分のタイミングや大きな流れを信頼すればするようになるほど、余分な力を抜い
て自然にタイミングや流れに身を任せられるようになっていくように思います。
ネガティブな感情を動機にドタバタするのを止めて、いつも気づいていれば必要な
インスピレーションは入ってくるので、その事を信頼して心配や不安を手放してい
られるようになっていくと思います。
その上で自分に起こってくることは、新たな気づきの機会だと捉えて、また要らない
ものは手放していくということを続けていけば、どんどん自由になっていけますね。
今何をしていようと、していまいと、「私はいつも今自分ができる最高のことをし
ている」と思ってて良いと思います。
何かに気づいたら、その時に動けば良いんですから。
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