前回は、条件を付けない、をみてみました。
今回は、変化している所に気付く、をみてみます。
セッションを続けていると、「何が効果を生んでいるのか」と考えることがあります。
特に長く継続的にセッションを受けてくれている人について、あれこれ思いを巡ら
していると、いくつも気づきが出てきます。
その中でも大きなものの1つに「変化している所に気付く」というのがあります。
「自分には〜がない」「自分は〜できない」「自分には〜価値がない」と思ってい
た時に、セッションを続けていく中で、そうではないものがたくさんあったことに
気付いていけたりします。
そうなるのに時間がかかることがあった時でも、「自分には〜がない」「自分は〜
できない」「自分には〜価値がない」と見る以外の見方があることは少なくとも知
ることができます。
逆に言うと、1人で同じところをグルグル回っている時には、見方や受け止め方が
変わることがないので、時間だけが経って、何も変化しないように思うのかもしれ
ません。
「変わらない、変わらない」と言う人は、「自分は変わることができない、自分は
変わらない、変われるとしても凄く大変だったり、凄く時間がかかる」と思ってい
たりするので、無意識のうちに「変わっていない所ばかりを見ている、変化してい
る所は見ないようにしている」というようなことになっているようにも思います。
本当は、一瞬一瞬全てのものは変化をしていて、変化していないものはないんだろ
うと思います。
自分の細胞も常に変化しているし、自分を取り巻く空気や水なんかも同じように見
えながらも循環しています。
なので、本当は全てのものは変化しているけれど、変化していないように見えるも
のはあるんでしょう。
机の上に牛乳パックが置いてある時に、今日それを飲んで明日また同じものを買って
きて同じ所に置いていたら、パッと見た時には昨日と同じ光景に見えるかもしれません。
そんな時に、注意深く観察して、日付が違うことに気づいたなら、昨日のものとは
違うことがわかります。
変化していないと思って見ると、その違いには気づきませんし、どんどん鈍感にな
っていくかもしれません。
変化しているところを見つけようと思ってみると、その違いに気づきやすくなって
くるでしょうし、より微細な変化も感じ取れるようになって行けます。
セッションの中では、日々感じているものを確認して、要らないものを手放したり、
欲しいものを明確にしたりしていくので、普通に暮らしている時よりも変化のスピ
ードは速くなると思いますが、そういうことをしていない日々でも変化をしていな
いわけではありません。
ことの大小にかかわらず、日々変化しているものに意識を向けて、それを書き出した
り、確認することで、その変化をさらに確実で大きなものにしていけると思います。
セッションを受けている人の場合は、多かれ少なかれ変化を望んでいて、そのこと
にコミットもしていると思いますが、変化というものの周辺を折に触れて確認して
おく方が良いでしょう。
変化を強く恐れていたり、急激な変化や大きな変化は受け入れがたいと思っていた
り、することはあります。
また、違いをつくれるシーンでも昨日と同じ選択を繰り返していたりすることに気
づくこともあります。
いずれにしても、ゆっくり必要な時間をかけて、自分から出て来る感情やフィーリ
ングを否定することなく出て来るに任せて受け止めていくと、自ずと変化している
ところに気づいていけます。
あとはそこで起こっていることを知っていくことや新しい選択をしていくことで更
に大きな変化に繋がっていくでしょう。
強く変化を恐れていたり、変化しないと決めつけている場合には、変化を見つけに
くくはなっていると思いますが、そうであっても変化しているところにフォーカス
をして、自分の中に変化を見つけてしまえば、その事に慣れていったり、より変化
していくことを自分に許し始めていくきっかけになるでしょう。
定期的に自分を観察したり、変化を確認していくことは、継続していけばいくほど、
大きな違いを生んでいくなと改めて思います。
ちょっとした違い、変化に気づくということは小さいことのようで実は大きな違い、
変化に繋がっていく大きなことだと思います。
スカイプで「自分育て」を体験してみませんか!!
一度、1000円体験コーチングを試してみませんか!!
←コラム一覧へ戻る
Copyright (C) 2007 大(dai) All Rights Reserved.
※当サイトのテキスト・画像等すべての無断転載転用、を固く禁じます。