前回は、成功のスタイル、をみてみました。
今回は、次へ進む時には、をみてみます。
次へ進む時には、今あるものはどんなものでも一度は受け止める、認める、祝福す
ることが必要なんだろうと思います。
見てしまった以上、聞いてしまった以上、感じてしまった以上、気づいてしまった
以上、知ってしまった以上、少なくともそれが存在すること、今在ることは認めな
いと先に進むことができずそこに留まることになるように思います。
逆に言えば、今見ているもの、体験していることをそのまま受け止めていれば、ど
んどん人生が流れていく、展開していく、運ばれていく、そんな風に感じています。
今在るものを認められない時、認めたくない時、プライドが許さなかったり、怖さ
が大き過ぎて手に負えないと感じていたり、認めることで何かを失ってしまうと思
っていたりします。
いずれにせよ、そのままであることを許せなくなっています。
認めること自体はほんの一瞬のことです。
その一瞬がとっても怖くて何年もそこに立ち止まっていることも少なくないでしょう。
勇気を振り絞って立ち向かったり、状況に背中を押されるように直面せざるを得な
くなったり、色んな形があるでしょうが、越えてしまうとあっけないものです。
何かを怖がって先延ばししている時、自分でその対象を怪物のようにどんどん大き
なものにしてしまっています。
イメージ力をふんだんに使って、怖さを感じるシーンを何回も何回も繰り返し思い
描いたり、色んなパターンでみたりすることで、どんどん怖さを増幅して、結果と
して、「とてもじゃないけど、無理」となっていたりします。
越えてしまった時には、元々はそんなに大したものではなかったのかもしれないな
と不思議に思ったりもします。
何かをきつく感じている時、その出来事そのものがきついのではなく、その扱い方
や受け止め方がきついものになっています。
例えば、お金が無くて貧乏だなと思う時。
貧乏は不幸だ、と決まっているわけでは無いです。
貧乏をつらく経験することもできれば、貧乏を楽しく体験することもできるはずです。
広く周りを見渡してみると、節約やお金を使わないことをゲームのように楽しいで
いる人がいます。
また、自分で借りているアパートがあってもホームレスをしたり、ベンツに乗って
いるような人が時々ホームレスの生活をしたりと好んでそういう体験を選んでいる
人がいます。
貧乏は不幸だ、と決まっているわけでは無いけれど、自分が「貧乏は不幸だ」と定
義すればそうなります。
結婚や仕事、など他のこともそうですね。
独身でいると寂しくて不幸だけど、結婚すれば幸せになれると思っている人がいれ
ば、結婚していると縛られていて不幸で、離婚して1人になれば自由で幸せになれ
ると思っている人もいます。
元々、結婚が幸せや不幸だと決まっているわけではありません。
結婚と幸せや不幸は関係ありません。
結婚を楽しく幸せに体験しているのか、結婚をつらく不幸に体験しているのか、と
いう違いなのでしょう。
本当は幸せに条件をつけたり遠い先に置いておく必要もありません。
今幸せになって良いんです。
そして、幸せに貧乏を楽しんだり、幸せに独身を楽しんだり、幸せに結婚を体験した
りと、幸せということは同じだけどいろんな幸せを体験していければ、最高ですね。
それは自分で決められることですし、実際決めています。
自覚がないことが多いですが。
誤解の無いように付け足しておくと、仮に今貧乏と感じていて、楽しく幸せに貧乏
を体験し始めたらずっと貧乏になってしまうのではないか思う人がいるかもしれま
せんが、そうではないと思います。
むしろ逆で、貧乏を否定しなくなったことで、次へ行けるようになる。
その意味は、その先、貧乏でいることもお金持ちになっていくことも選べるという
ことだと思います。
自分を静かに感じてみて、どこかに重さを感じられる時には、何かを肯定できない
でいる可能性が高いでしょう。
そんな時は、自分に話し掛けてみることができます。
「ダメはないよ。」
「そのままでも良いんだよ。」
「もういらないなら、手放してもいいよ。」
と言ってみると、ふと気が楽になったりします。
自分の中で苦しんでいた、行き詰まっていた部分が一瞬緩んだのでしょう。
そこから、手がかりを見つけつつ、自分の思いこみを見つけて、解除していけると
良いですね。
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