前回は、次へ進む時には、をみてみました。
今回は、気になる、気にならない、をみてみます。
その時々で気になることが違います。
同じようなことでも自分のコンディションで、気になることが違います。
ある時を境に、それまでとても気になっていたことが気にならなくなったりするこ
とがあります。
同じ状況にあっても、人によって気になることが違ったりします。
気になるというのは、意識が向く、あるいは意識がそこに惹かれて離れないという
ことだったりします。
特に気になる内容がネガティブな感情に繋がる時には、しばらく不快な気持ちにな
るんでしょう。
この何かが気になるという状態の時にどういう対処をしているでしょう。
違うことに気を逸らそうとしたり、その事について考え始めたり、あるいはつきまと
われるような感覚があって逃げ回っているというようなこともあるかもしれません。
この何かが気になるという時、一体何が起こっているのでしょう。
ただ、「そこに何かあるよ」と教えてくれているんじゃないかなと思います。
気になったものに意識を向けた時に出てくる感情や感じるものは、肯定的なものも
否定的なものも両方あると思います。
「気になる」ということと、その後に出て来る感情や感じるものはまた別のことですね。
肯定的な感情につながる時には、ただ感じて味わったり、そのまま流してやること
は難しくないでしょう。
否定的な感情につながる時に、そこで滞ることがあるのかもしれません。
ということは、何かが気になる時には、シンプルにその時に出てきている感情やフ
ィーリングを見ていけると良さそうです。
感情やフィーリングは、自分が握り締めていたことに気づいて、握り締めているこ
とをやめると決めれば、後は解放されて出て行くのを見守っていれば良いでしょう。
他の観念との絡みがある時には、さらに見ていくことが必要なこともありますが。
あとは、感情的にはそんなに揺れないが、何が起こっているのかよくわからない時
もありそうです。
よくわからないけれど、なんか気になる、そんな時がありますね。
そんな時は、自由に連想ゲームをするようにイメージを広げていくと自分の中で何
かに触れるかもしれません。
触れた時には、「あっそっか、・・・・」というように、その時なりの理解ができます。
後から違う解釈や見方が出てきたりすることもあるでしょうが、決めつけないで他
の可能性もいくらか残しつつ、その時なりの理解を受け取っておけば良いんじゃな
いでしょうか。
あとは、その時のフィーリングを感じておくと良いですね。
何か筋が通った、理解できたスッキリ感があったり、深く呼吸ができるような腑に
落ちる感覚があったりするでしょう。
さらに注意深く感じていくと、スッキリしているのが、頭なのか、胸なのか、お腹
なのか、敏感になってくるとその違いも感じられると思います。
スッキリしているのが頭だけの場合は、ちょっと注意が必要ですね。
それらしい理由を見つけて、自分で自分をだましてしまうこともあるので。
こんな風に、「気になる」時というのは、クリアになっていない感情が出てきてい
たり、新しい情報や新しいものの見方に出会ったりする時なんだろうと思います。
そして、気になるものに気づいて、適切に対処すると、さっきまで「気になる」も
のだったものは、もう「気にならない」ものになっていることでしょう。
これは潜在意識から顕在意識へのメッセージといっても良いでしょうし、それを受
け取ることでもっと自分を知っていくこと、もっと自分自身になっていくことでも
あると思います。
いつも気になることに気づいている、そしてそれ以外の時は自分がやりたいことを
やっているというような日常の過ごし方をしていると、あまりあれこれ考える時間
はそう多くならないと思います。
とてもスムーズに流れていきますし、あまり問題を起こさないでしょう。
私のセッションでも、こんな風に「気になる」ものを「気にならない」ものにして
いくサポートをしています。
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