前回は、気になる、気にならない、をみてみました。
今回は、自分を守らない、をみてみます。
自分の性格は、もともと慎重だったり、傷つきやすかったり、繊細な所があります
が、そのままではとても生きづらく感じる場面も多かったように思います。
特に自分の子供を見ていると、似たような所があるので、そんな思いが強くなります。
それで、性格を変えることを考えたり、あるがままを認めようとしたり、自分で試
行錯誤することや本やセミナーで学ぶことなどを自分の関心に従ってやってきてい
ます。
その甲斐あってか、最近は意識の性質や意識の使い方を理解するようになって、も
うそんなに生きづらさを感じることや性格を変えなきゃなんて思うことは、ほとん
ど無くなってきました。
それでも元々の繊細さは残っているので、まだまだ身構えたり、いきなり知らない
ところに飛び込むよりしばらく様子を見て、全体を把握できてから行動に移すとい
う慎重さあるように思います。
最近は、こういう状態にあることを良いとか悪いとか判断することはしないで、た
だ「今はこういうことをしているな」と気づいているところで置いているので、何
かを変えようとすることもそのままにしておくことも割と自由に選べるようになっ
ていることを感じます。
基本的に今はこんな感じなんですが、それでも「今よりさらに自分を守らなくて良
かったとしたら、・・・」と自分に質問してみると、一瞬肩が軽くなるような感覚
がやってきます。
その一瞬をさらにゆっくり感じていくと、自分の周りの空間が柔らかさと共に少し
明るくなって空気も軽く感じられてきます。
そして、呼吸が深く楽にできるようになって、何か重しがとれたような自由さや気
楽さもあります。
それにつれて、これまであまりフォーカスがいかなかったことが意識に上ってくる
ようになって、興味や関心、冒険心のようなものが広がっていくような、そこから
動き出せそうな、そんなワクワク感も出てきています。
こんなイメージと感覚の中にしばらく浸っていると、心地良い温泉に入った後のよ
うな気持ちよさと天気の良い朝に早起きしたような清々しさがあって、とてもリラ
ックスしていてかつどこか引き締まった凛とした自分を感じます。
ちょっとした肩こりぐらいなら、これくらいのイメージですっかり楽になりますね。
少し冷静に振り返ってみると、「まだ自分を硬くするような緊張感をもっていたんだ
な」「まだ日々自分を守ろうとしている自分がいるんだな」という気づきがあります。
そして、そんなことを思っている時には首の付け根の辺りに強い緊張感があるのを
感じます。
ただ、その自分を守ろうとしている自分を硬くする緊張感があることの自覚がなか
った時の状態とは少し様子が違うようです。
今の自分の状態がいくらかでも冷静に客観的に見られている分、感じる緊張感や硬
さもトーンダウンしています。
肩の辺りに、緊張感と硬さと痛みが身体から少し離れて浮き上がっているようでも
あります。
そして、「これは本来の自分ではないな」「もう要らないな」「手放してもいいな
」という感覚が自然に訪れてきます。
何かの気づきがあって、少しゆったり使える時間があると、そこから感じる世界に
入っていくことを許して流れに任せておけば、こんな展開が自然に起こってくるよ
うになりました。
次に気づいた時には、身体は少し湯あたりしたようなボォーとした感じで、ただ何
となく気持ちいいというような状態になっています。
こんな時の後には、少し昼寝をしたり、自然の中を散歩したりと考えることからは
離れて身体や感覚を自由にさせてあげられるといいと思います。
逆に言うと、あんまり忙しい時にはしないほうがいいでしょうね。
はやく普段の意識状態に戻さなくてはと思うのはもったいないので、時間がとれる
時にすることをおすすめしておきます。
時には、「何が自分を硬くさせているんだろう」「何がある時に自分は緊張するん
だろう」「何を避けたくて自分を守っているんだろう」というような問いを使って、
硬さや緊張のスイッチを見つけていくこともします。
それでも最近は、硬さや緊張がとれた後の状態を今の身体につくることを優先して
やることが多くなってきていますし、それで十分なことが多い、その方がうまく行
くことが多いようにも思います。
この辺のやり方もどちらの方が良いとはっきり決めずにその時のフィーリングでや
っていますね。
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