こんにちは。
《潜在意識からの自分育てサポート》の大(dai)です。
普段、何気なく話したり聞いたりしていると思います。
職場での会話、プライベートでの会話、いつもどんな風に話したり聞いたりしているのでしょう。
必要性から話す時、役割から話す時、感じたことを話す時などいろいろなケースがありますね。
毎日、当たり前のように会話していますが、人に話す機会がなくなると結構辛いかもしれません。
私は昔、「自分探し」とか言って一人旅をしていた時に、最初しばらくは、自分だけの世界でゆったり過ごせているのですが、2日3日と誰とも話をしないでいると、すごく話をしたい衝動が出てきました。
欲しくもないのにガムや飴などを何回も買って、売店の人との会話の機会をつくっていました。
話をして、聞いてもらうことで、その言葉の内容を伝えることとは別の何かを満たしているように思います。
話すのが苦手だったり内気だったりしたとしても、何日も誰とも話をしないでいるのは、やはりつらいことだと思います。
断食をした後、何かを食べるとものすごく味に敏感になっていたり、匂いや味を強く感じると聞いたことがあります。
2〜3日ほとんど話をしていないで、誰かと何気ない言葉を交わすと、すごくウキウキして何かが満たされて行くのを感じました。
命令されたり、嫌な事を言われたりするのでなければ、基本的に人との会話というのは楽しいものですよね。
日常生活では特に何気ない普通の会話があることがとても大事だと思います。
仕事や役割で伝えるべきことを伝えたり人を笑そうとするような会話ではなく、
「今日、こんなことがあった。」
「こんなことをして、〜なことを感じた。」
「今度〜なことをしてみたいと思った。」
というようなオチも何もない、自分が感じたことをただ相手に表現する。
そして、相手もただ聞いてくれる。
こんな時間があると心はとても安定していられるのではないかと思います。
小さい子供の会話は、まさにこんな感じですね。
「聞いて、聞いて。」と言って、
「〜なことがあった。」
「〜したら楽しかった」
「〜ちゃんが〜って言ってた」など
いっぱい話をして、聞いてもらって、とても満足そうにしています。
大人になっても何気ない会話を日常的にできる相手が身近にいることは、とても幸せなことだと思います。
あなたの周りではどうでしょう。
実際には気持ちの良い会話というのは余りされていないかもしれません。
気がすまないまま無理に話をしていたり、聞きたくないと思いながら長々と話を聞かされていると感じていたりしていることが多いかもしれませんね。
「あなたは〜するべきだ。」「もっと〜した方がいい。」「私の方が、〜だ。」「今度〜する時は私に言って。」とかいうのが多いと気持ちよく話せないですね。
そう思うと、気持ちよく話をさせてくれる人、良いとか悪いとか判断することなく、話を聞いてくれる人が近くにいるのは、とても貴重なのかもしれません。
また、聞いてくれる人も、聞くばっかりでは、いられません。
どこかで自分が感じていることを表現する場、話す場が必要です。
1人の人間が、時に感じたままを話し、時に人の話を判断することなく聞くということがもっと多くなると、集団全体がもっと安心できるように思います。
会話の中で、人の注意や称賛を集めようとしたり、相手をコントロールしたり、
良い悪いと評価することが多くなってくると、途端に不快なものになります。
今何気ない会話ができる人が身近にいる人は是非その環境を大事にしてください。
身近に感じていることを緊張せずに伝えられる相手がいないなら、時々カウンセラーに聞いてもらうのも良いと思います。
また、今のところ、京都のみですが、《「自分育て」レッスン》というのを毎週やっています。
その中では、
「今週、どんなことがあったのか。」
「どんなことを感じたのか。」
を伝え合う、聞く方はアドバイスなどはしないで、ただ、相手に意識を向けて聞くという時間をとっています。
ただ人に話を聞いてもらうことの気持ちよさや安心感、温かさを感じてもらうことと、聞き方の練習も兼ねています。
感じていることを表現しないで欲求不満が大きくたまりすぎる前に定期的にこう
いう時間を持つことは、メンタルヘルスにとっても有効だと思います。
毎週金曜日の夜にやっていますので、京都まで来られる方は一度参加してみてください。
また来年以降は、東京、名古屋、福岡、札幌などいろんなところでやってみたいと思っています。
一度、1000円体験コーチングを試してみませんか!!
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