前回は、やりたいことがわからない、をみてみました。
今回は、次の一歩、をみてみます。
何かに興味を持ったり、惹かれたりした時にその方向に進むかどうか迷うことがあると思います。
例えば、テレビで何気なくボクシングを見ていて、とても心を動かされて自分もやってみようかなという思いを強く感じた時に人によって選択する行動は様々でしょう。
次の日には近くのボクシングジムの門を叩く人もあるでしょうし、ボクシングの雑誌やスポーツジムのパンフレットを集める人やまずは見学に行くという人もあるかもしれません。
また、始めるからにはプロにならないと意味がないとか、一度始めたら1年は続けないと恥ずかしいなど、慎重に考え込む人もあります。
色んな反応や判断があって良いと思うのですが、1つ思うのはせっかく感じた感動や気づきを次の展開につなげられるといいなということです。
感動や気づきは、自分を知っていく自分自身に戻っていく時のシグナル、道しるべでもあると思います。
そのシグナルに気づくか、気づいたシグナルをどう扱うかというのはそれぞれに任されているんでしょう。
そこに選択と自由があります。
気づいたものを余り大げさに捉えない方が次の展開に活かしやすいのではないかと感じることがよくあります。
趣味の世界だとまだ割と気楽な判断ができますが、それが仕事やパートナーを決めることであったりすると、多くの場合とても慎重になるようです。
特に転職の場合だと、興味があるからやっていて楽しいからというだけだとなかなか行動にまでいかないようです。
例えば、誰かにその人が行ったことがない場所までの道順を伝える時に、「まずはそこから見えるタワーの方向に向かって歩き始めてください」、そして、「信号を2つ越えた大きなスーパーがある角のところを右に曲がって、そのまま真っ直ぐ進んで下さい」というような表現をすることがあるかもしれません。
この時の表現を注意深く見てみると、「最初はタワーに向かって歩き出して下さい」と言っていますが、そのタワーまでたどり着くように言っているわけではないですね。
何を伝えたかったかというと、今いるところから次の一歩を進める方向を伝えられればいいんだと思います。
タワーへ向かって歩いているうちに次の指示を得て、方向を変えることができます。
その指示を聞き逃すことさえなければ、ちゃんと目的地までたどり着けますね。
この指示を受けながら歩いている人と指示を出している人との関係が、自分と直感(ハイヤーセルフや知っている自分と呼んでもいいでしょう)との関係に似ていると思います。
最初に、「タワーへ向かう」という方向を受けとった時に、遠くてたどり着けるだろうかとか途中で大きな坂があるから嫌だなとか、あまり考えなくて良いんだと思います。
ただ、次の一歩を示しているだけだと思って、シグナルを見逃さないように、もしシグナルを携帯電話で受けとると仮定したなら、アンテナがちゃんと立っていて受信可能な状態であるかに意識を向けていれば、安心していて良いように思います。
話しを転職に戻すと、転職を検討している時に、何か惹かれるものや興味をそそられるもの、なぜか気になるものがあった時には、「今の自分はそれどころではない、転職のことで忙しいんだ」と思うより、気になった方向に一歩を進めることで、そこで出会いがあったり、情報を得たり、次の方向を示してくれるものをみつけられることが多いように思います。
この流れにうまく乗っている時に、シンクロニシティが起こっていると感じるんだと思います。
これは、考えることだけで意志決定をしている時には起こりにくいでしょう。
常に感じている、気づいている、そして、自分がうまくいくことを信頼している時にはとても簡単に起こっています。
特に年齢が上がってくると、気づきや感動があった後に、慎重さが強く出て、やっぱり止めておこうということになることが多いようにも思いますが、このことに年齢は関係ありません。
できるだけ早い段階で、こんなあり方が自分にとって当たり前で自然なものとなって、この世を去るその瞬間まで、こんな風でありたいと思います。
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