前回は、ピンチ、をみてみました。
今回は、成功のスタイル、をみてみます。
昔から伝記や自伝が好きで、色んな人の人生の展開や流れみたいなものに興味があ
ります。
成功者というのか、注目を浴びたり、インタビューの対象にされている人が人生を
振り返っている話しを聞いていて、私が特に興味があるのが二つの成功のスタイル
です。
一つ目は、目標設定をして、行動計画を立てて、自分が手に入れたいものを手にし
て行くというスタイルがあります。
麓から山の頂を見据えて、その一点を目指して、全力を傾ける感じですね。
二つ目は、自分としては今の成功を目指して頑張ってきたわけではなく、いつも今
に100パーセント集中している中で、運ばれるように流れに乗って、気づいたらこ
こまでやってきたというスタイルがあるように思います。
周りを見渡してみると、一つ目のスタイルを目指している人の方が多いのかなとい
う印象があります。
このスタイルでうまく行っている人を見ていると、とてもパワフルでどんどん前進
していく感じがあり、ハードルを1つ1つ越えていく達成感やストイックに突き詰め
ていくような感じも受けます。
そして、いつもよく考えていて、目標から逆算して今やるべきことを明確にして、
そこにエネルギーを注いで、効率よく進んで行きます。
二つ目のスタイルは、常に一生懸命なのは伝わってくるけれど、何かを目指してい
るわけではないので、どこか飄々として柔軟な印象を受けます。
あまり大きなこだわりがあるようではなく、その時々にやっていることがとても好
きだったり、一緒にいる人達が好きだったりと雰囲気も柔らかいように思います。
そして、逆算して何かをするということはないので、あまり先のことは考えていな
くて、自分で次のステップに行くというよりかは、人に紹介されたり、依頼が来た
りと、まさに運ばれるように流れていくようなイメージです。
もちろんどちらの方が良いというわけではないと思います。
人によって、自分に合うものが違うということもあるでしょうし、自分自身を振り
返ってみると、時期によって、一つ目のスタイルを取っていた時もあるし、二つ目
のスタイルを取っていた時があることが思い出されます。
一つ目のスタイルを取っていた時は、やりたいことや興味がある分野がハッキリと
していて、そして、エネルギッシュだったように思います。
あるいは、目標としている所がどれ程魅力的かはよくわかっていないけれど、日々
成長していたり、目標に近づいている達成感ややりがいみたいなものが感じられる
ことがうれしかったのかなとも思います。
人に対しても、誇れるというか、自分は頑張っていると胸を張れるような感覚があ
ったと思います。
二つ目のスタイルを取っていた時は、ただただそれをしているのが好きで楽しくて
没頭している感じです。
四六時中その事を考えているし、それについて人に話し出すと止まらなくて、やっ
てもやっても終わることが無く、次から次へと興味が広がったり深くなったりして
いきます。
この時は、人が気にならないというか人を気にしていないというか、ずっと自分の
世界にいる感じです。
感じているものからみてみると、一つ目のスタイルは、目標に辿り着いた時には強
烈な達成感があるのと同時にうまく行かない時には挫折感や落ち込み、時にはあき
らめや無力感のようなものを感じるかもしれません。
どこか自分を駆り立てて動かしているようなこともあるので、長期間に渡って、高い
モチベーションを維持しようとする時には、折々に息抜きが必要になりそうです。
常に求めるものと現状の比較による差があるので、ネガティブな感情を持ち込まな
い注意や工夫も必要でしょうね。
二つ目のスタイルは、いくらかの波はあるでしょうが基本的には常に楽しいんだと
思います。
一つ目のスタイルのような求めるものと現状の差もないし、誰かと競争することも
無いでしょうから、きつさのようなものは出てこないような気がします。
ただ、好きなことに没頭しすぎると身体を壊すまでやってしまいがちなので、そう
ならないような気遣いはあった方が良さそうです。
今自分を感じてみると、今は二つ目のスタイルで行くのが、私にとっては良いかな
という気がしています。
100%今にいて、流れ運ばれていく中で、色んな方と出会っていけるのをイメージ
するととてもワクワクしてきますね。
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