前回は、自分を満たす、をみてみました。
今回は、楽しんでいなかった時、をみてみます。
最近は、前に比べると随分のんきに気楽にしていられる時間が増えたように思います。
深刻になろうと思えばいくらでもなれそうな状況でも、「今どんなフィーリングを選びたいのか」というのを自分に問いながら、今のあり方を決めていくことができるようになってきていることをうれしさと共に感じています。
1年前や2年前なら、この状況を前にして平気ではいられなかっただろうなと思うようなことが、いくつも見つけられます。
出来事の上では、大きな収入を得たとか、ビジネスが大きく拡大したとか、そんなに派手なことは起こっていません。
ただ、日常の情緒は良い感じでいられてるなと思います。
色々と何らかの決着をつける必要があるものがいくつもある時に、いつもそれらのことを考えて頭から離れないとかいつも憂鬱な気分でいるということが無くなってきました。
今日する必要があると思うことは今日するけれど、明日でいいことは明日に、明後日でいいことは明後日に考えることにして、できるだけ今にいようと思っています。
以前なら、どんな風につじつまを合わせようかとあれこれ考えて、具体的なものが見えてくるまで安心できなかったり、具体的なものが見えてきても本当に大丈夫か気になって落ち着かなかったりしてたように思います。
心配というのは、仕始めるときりがないのでいつまでも永遠にできてしまいます。
心配が習慣になっていると、1つの心配事が一区切り着いても、一瞬ホッとして安心できたとしても、もう次の瞬間には次の心配を始めていたりします。
こういうサイクルの中にいる時には、楽しむということがとっても難しく感じることがありますね。
楽しむ機会を提案されても、反射的に心配の状態に戻っていってしまったりします。
こんな時は、いくら具体的な出来事の心配事を解決しても、また次の心配を始めてしまうわけですから、キリがありません。
心配や不安というのは、自分の選択で変えていけるものだと思いますが、無自覚でいると、風邪を引いたのがきっかけで慢性病に進行していくように、あるいはウイルスや感染症に感染するように、気持ちが弱くなった瞬間に心配や不安に感染して慢性化していくような、そんな印象もあります。
今までずっと強気だった人が何かをきっかけに弱気になってしまって、何が何だかわからず、何をどうしていいのか途方に暮れている人もいます。
これまでに経験が無い分、免疫がないので戸惑うことがあるかもしれませんが、それを最初の経験として、あせることなく起こっていることを理解していけば良いわけで、そこから経験値を上げていけば良いんだと思います。
自分が楽しめなくなっている時には、やはりどこか深刻さがあるんではないかと思います。
「楽しさ」というものが持っている軽さや自由さ、無邪気な感じと「深刻さ」が持っている重さや不自由さ、囚われた感じが相容れないのでしょう。
自分が「深刻さ」を握り締めている時には、「楽しさ」を持つことを難しく感じ、自分が「楽しさ」を握り締めている時には、「深刻さ」を持つことは難しく感じるのかもしれません。
要は、自分の選択なわけで、自分は「深刻さ」を持っていたいのか、「楽しさ」を持ちたいのか、あるいは他のフィーリングなのかを選んで決めれば良いんだと思います。
それができないと思う時には、こういうことにただ慣れていないだけなのかもしれません。
逆に言えば、慣れていけば良いだけです。
「深刻さ」を手放して、「楽しさ」を選ぶ練習をしていくということです。
考えると難しくしてしまいがちですが、これはフィーリングの話しです。
出来事はそんなにいじらなくても良いんです。
同じ出来事であっても、どんなフィーリングを持ってその出来事を体験するのかによって変わってきます。
そして、どんな体験をするのかというと、多くの場合は、最初に選んだフィーリングを体験することになるでしょう。
つまり、「楽しさ」というフィーリングを持って出来事を体験すると、「楽しさ」を体験するということです。
こうやって文字にしてみると、当たり前すぎるくらい当たり前のように思えますが、まだまだ出来事が自分を「楽しく」してくれたり、誰かが自分を「楽しく」してくれるのを待っている人は多いようです。
「楽しさ」を体験したければ、最初に自分が「楽しさ」を選ぶ必要があるし、時にその前に「深刻さ」を手放す必要があるでしょう。
ただそれだけのことだと思います。
感情やフィーリングを怖がることなく扱うことに慣れていけば、思いの外、はやく変化していけるのではないかと思います。
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