物事が行き詰まったり、立ち往生して、進めなくなっている時に、そこで何が起こっているのかを見ていくと、「自分にはできない」(能力)、「してはいけない」(許可)、「いつかやる」(期限)、「〜が怖い」(恐れ)などが、浮き上がって見えてくることが多いように思います。
逆に言うと、「私にはそれをやる能力がある」、「私はそれをしても良い」、「今やる、あるいは、〜月〜日までにやる」、「恐れが出てきても対処できる」と思っていれば、立ち止まることはほとんど無いのかもしれません。
あとは、やりたいかやりたくないかだけになりますね。
「自分にはできない」と思っている時、それだけでは問題ではないですね。
できないと思っていることをやらないといけない、やった方が良いと思っている時に問題になってくるのだと思います。
いろんな対処の仕方があり得ますが、まず、本当にやらないといけないのか、人に頼んだり、自分がやらないでいることはできそうかをみていくことがまず1つありますね。
例えば、泳げない人が必ずしも海やプールで遊ばなくても良いでしょうし、海やプールに行ったとしても泳ぐ以外の楽しみ方も見つけられると思います。
次に、今はできないけれど、これを機会にできるようになりたいと思う時、「今はできない」から「将来のどこかの時点ではできる」にフォーカスを移していくことができます。
何があればできると思えるのか、それは練習なのか、教えてくれる人なのか、素質なのか、思いつくものを出していき、「これとこれとこれがあれば自分にもできそうだ」とういう条件付でも良いので、「できる」という表現になるような形をみつけると、自分の中で感じるものが「できない」から「できる」に変わっていきますね。
このプロセスの中で、それは本当にやりたいことなのか、どれくらい本気なのか、どんな思いこみ・思いぐせがあるのか、なども明確にしていくことになると思います。
特に理由もなく、「できない」と思っていることが長かっただけなら、「できる」あるいは「できるかもしれない」と思う時間を増やしていく、その感覚に慣れていく、「できる」という感覚に馴染んでいくだけでいいこともあります。
実際に小さいことから成功体験を積んでいくことも含めて、こんなことをしていくことで、「できる」に近づいていけると思います。
「してはいけない」と思っている時、自分の中に制限があるんですよね。
「私は楽しんではいけない」とか「私がやることはうまくいってはいけない」のように思っている部分があるんですね。
例えば、親がいつも辛そうに苦しそうにしているのを見ていて、親がしんどそうにしているのに、「私が楽しんではいけない」とか、お母さんが笑ってくれないと私も笑って良いと思えないというような誰かと連動した条件付けを持っている時もあります。
単純に「私は、〜してもいい。」といってみて、どんな感じがするのかを見てみます。
自分の中で、これまでの制限から自由になれて喜んでいる部分と、慣れていないということで不安な感じが出てきたり、自分がそうすることで誰かが怒ったり悲しんだりするような気がして来ることもあります。
何が出てきても良いんですが、出てきたものに対処して、「私は、〜してもいい。」という感覚を自分の中で大きくして、定着して、馴染んでいくようにしていけます。
次に期限を決めていない時があります。
ただ、向き合っていなくて、何となく過ごしていただけなら、一度仕切り直して、覚悟と共に期限を決めるということをしてみる。
そして、「私は、〜までに〜をする」と宣言します。
できれば、誰かに聞いてもらって承認になってもらえるとさらに良いですね。
それだけで済むことも結構あります。
決められないと感じるケースがあります。
頭で考えるとやった方が良いことだけど本当は気が進まないことだったり、やると何か困ったことが起こってくると思っていると決められなかったりします。
そんな時には、仮に決めてみるとわかります。
決められない理由がある時には、嫌な感じや困った感じが出てくるので、それを丁寧に見ていくと何を避けたかったのかが見えてきたりしますね。
次に、恐れを見ていきます。
具体的な恐れの内容というより、恐れとどんな風に関わっているのかを調べていくと良いと思います。
怖いという感覚は誰もが感じると思います。
どれぐらいの怖さなら自分で対処できると感じているのか、どれ以上になったら対処できなくなると感じているのか、が見えてきます。
それを決めているもの、それを左右するものを見つけたり、イメージを使って怖さの感じ方を変えてみたり、怖さの理解の仕方を変えてみたりすることで、怖さに対して自分で対処できると思えるようになると、怖さがあること自体は問題にはならなくなっていくと思います。
こんなことを必要な時間をかけて、やっていくことで、止まっていた人生が再び動き出していく姿を何でも見せてもらっています。
人生を止めていたものに速やかにアプローチして、その部分を変えていくことでスムーズに動き出していきます。
全ての問題を解決しないといけないわけではないです。
トラウマを全て解決しなければ、動き出せないとしたら、一生動き出すことはないでしょう。
小さなトラウマなら、日々つくられています。
今起こっていることに大きな影響を及ぼしているものを速やかに変えていくということを定期的にしていくことで、徐々にほぐれていくものもあるし、新しくできたやっかいなトラウマを早期に処理していけます。
トラウマも習慣のひとつです。
これまでは、今の人生を止めているものを見てきましたけれど、すごくワクワクする、心躍ることを見つけて、それをすることを自分に許していくと、それだけでその他のことが問題にならなくなることもあります。
喜びに繋がらない習慣を手放すこととワクワクするやりたいことをやっていくことを平行してやっていけると良いですね。
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